後免町行き電車が高知市の郊外に入ると一変し、川や小高い丘や田畑に沿って曲がりくねった道路の路側軌道がしばらく続く。特に明見橋あたりは花巻電鉄のような軒下かすめる軌道線ムードがあり、砂利に埋もれた軌道がローカルカラー満点であった。このあたりの路側軌道は現在も健在だが、沿線にあった味わい深い建物が消え今はスッキリした風景になっている。
電柱に表示された駅名明見(みょうけん)橋。1969.5.5
よく見ると鯉のぼりが。その下にある旗は高知の風習「フラフ」だそうで、いろいろ図柄があるようだ。
明見橋の裏に拡がる田園風景。