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Channel: 地方私鉄 1960年代の回想
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志摩線の賢島へ向かう 5

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2010年5月にアップしたことがある「志摩線 伊勢志摩を行く荷物室付電車」を、数枚の写真を再利用してリニューアルします。

鳥羽からモニ554 + モニ562に乗って賢島に到着したのは夕暮れ。その日の宿は駅近くにある国民宿舎「賢島ロッジ」でここが大学鉄研夏の合宿集合地であった。賢島ロッジに1泊し英虞湾観光、更に1泊し那智観光という鉄研日程であったが、賢島では一人はずれて志摩線沿線を撮り歩き身勝手な行動をしてしまったようだ。
那智観光の翌日は南紀~和歌山界隈の小私鉄を撮り歩いたが、小私鉄では戦後まで生き延びた車両が次々消えて行った時代で、この時の数年の差が余りにも大きい。

モニ554 + モニ562  賢島 1964.7.6
1964年の夏の夕方、勤めを終え鳥羽方面へ帰って行く乗客で荷物室まで超満員。風光明媚な賢島の夕暮れ時を素晴らしい電車が行く。モニ554 + モニ562 この電車は同じ三重電鉄の軽便松坂線のモニ202とそっくりで、軽便をそのまま大きくした感じであった。

モニ554 + モニ562 賢島はこんな風景であった.

国民宿舎「賢島ロッジ」から英虞湾を見渡す
パンタの位置から賢島(手前側)に渡るところと思われる.

賢島駅のモニ561形(561、562)は、551形(553、554)と仕様が異っていた.
こんな単線の駅がその後堂々たる5線の賢島駅になった.

モニ561形561には楕円窓がついていた.船津 1964.7.7

 賢島駅の先に真珠港まで延びていた貨物線.

賢島駅の下の港から出ていた英虞湾めぐり船
湾内の真珠養殖

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