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Channel: 地方私鉄 1960年代の回想
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仙境のいで湯「銀山温泉」行き尾花沢線のりば

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先日、Cedarさんの「今昔日記」で十八番「正月に観たDVDの鉄分報告(その1=心乱れる道行き列車)で、
奥羽線大石田の駅と銀山温泉の場面が出てきて、無性にあの夏の日のことが懐かしくなったものです。


昭和39年の夏、ガンガン照りの太陽の下、奥羽本線大石田駅に降り立つと
国鉄駅の端に歓迎 仙境のいで湯♨ 銀山温泉 の看板が見え
そこに山形交通 尾花沢線のりばがあり、見たことないような愉快な編成が止まっていた。

構内入替機のような小さな機関車がガソリンカー崩れのボギー客車1両と有蓋貨車1両を従えた素晴らしい混合列車であった。こんな愉快な混合列車がこれから花笠踊りで賑わう夏の尾花沢へ、そしてバス乗り継ぎで銀山温泉へお客を運んでいた。1960年代はこんな貴重な光景を見る事ができた時代であった。


跨線橋から見た看板と尾花沢線のりば 1964.8.5

尾花沢から帰ってきた混合列車は牛車のごとくのろかった. 大石田

機関車の付替え作業.ハフ1は元有田鉄道の気動車.  大石田

DB151 小さな機関車の運転室内は蒸し風呂だったのでしょう.

全線たった2.6kmの終点尾花沢駅構内.ハフ2の向こうにはバスがたむろしている.

ここにもいた元西武の小型電車改造車 ハフ3. 尾花沢

終点尾花沢の駅前風景と山形交通キャブオーバ式バス. 1964.8.5
尾花沢からバスで30分程奥に入った所に銀山温泉があるのでしょう。
バスは大石田からも並走していたようでこの6年後に廃線となった。

今の銀山温泉そして尾花沢についてはHP「夢遊生活の日々」さんの
日本の街歩きに「銀山温泉と尾花沢」の見事な旅日記があります。


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