田辺さんが遺した画像の中に貴重な記念写真を見つけました。昭和39年3月遠鉄奥山線の帰路に寄った駿遠線で雨が上がらず早目に切り上げ東京へ向かっているところです。
学生時代に地方私鉄を撮り歩いた鉄道仲間は田辺、飯島、和田、風間の四人であったがまず四人揃うことはなくこのメンバーの中の2~3人で出掛けることが多かった。
この写真の時はもう一人諸河氏(のちの鉄道写真プロ)も参加していたが、彼は駿遠線の新藤枝~袋井間を全線乗車する余力があり藤枝で別れて我々は先に帰路についた。
貴重な記念写真と言ったのは、珍しく四人揃った旅だけでなく、自分たちの記念写真は絶対に撮らない主義(フィルムが勿体ない)であったので、まずこういうスナップ写真などはあり得なかった。今思えば一回の旅で数枚くらいは撮っておけばと後悔しきり。
1964(昭和39)年3月25日
ブログでたびたび使わせてもらっている名作の撮影者 故田辺氏
「私鉄の車両」シリーズ全24巻 保育社を遺した故飯島氏.カメラ向けられるのを最も嫌った彼.
時々ブログのコメントに登場する和田(青蛙)氏.彼と一緒に旅したのが最も多かった.