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Channel: 地方私鉄 1960年代の回想
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能登の小さな駅

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最近よく感じるのですが、風光明媚なお立台の素晴らしい写真を何十枚見るより、今になってみると情報溢れる1枚の写真をじっくり見る方が好きです。

北陸鉄道能登線の羽咋から二つ目、何でこんな駅を撮ったのかは記憶が定かではない。
能登の漁港に近い小さな駅「滝」は、ガンガン照りの太陽の下、列車が来るまで静まり返ったいかにも真夏の風景であった。

草むした構内で子供たちが遊んでいる。
日傘を差して歩く女性が二人。
道路沿いの傾いた電柱に裸電球の街灯が一つ。
生い茂った草でホームは埋もれてしまいそう。
踏切に立てある線路通行禁止の看板。
スプリングポイントの向こうに拡がる駅全景。
駅の周りに古めかしい民家が並ぶ昭和30年代。

撮影1962.08.02

真夏の炎天下、港町に近い草生した駅は静まり返って潮の香りが漂ってきそう。
 
無人駅だったのか駅に人影はない。

やって来たのは片側バケット付の気動車、
滝駅を過ぎると車窓に能登の海岸が拡がる。滝


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