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Channel: 地方私鉄 1960年代の回想
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月山と三山線(1) リニューアル

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山形から出ている国鉄左沢線の羽前高松から出ていた山形交通三山線、先日、三山線についてコメントがありましたので画像リサイズし直してリニューアル版とします。
撮影は1971.5.3と5.5

先日NHKBSで放送された百名山 月山

1971年に二回目の訪問をした三山線について私鉄めぐりノートをたどってみました。 
三山線は国鉄左沢線の羽前高松から間沢まで国道112号に沿って走っていた。

左沢から果樹園を抜けて細い砂利道を下ると山形から月山へ向かう国道112号に出た。国道に沿って走る三山線沿線には桃畑が続き、遠くに朝日連峰を望み真っ白な月山も近い。

朝日連峰を望む沿線風景


月山を背に桃畑を行く三山線 1971.5.3

三山線の終点間沢はバスターミナルとなっていて典型的な私鉄終着駅。月山から下って来たバスに春スキー客が数人いた。
国鉄ローカル線から更に小私鉄で繋がれたこの間沢、大変な奥地という印象を抱いていたのだが、山形の西方にある寒河江、羽前高松、間沢などは山形市と道路で結ばれ山形近郊の感じで開けた街であった。鉄道交通だけなら大変な奥地だが、道路を考えると奥地は当てはまらず、ここ数年のクルマの普及で地方の鉄道の時代は終わったのを思い知らされた。

春夏スキーのメッカ月山へ向かうのに、山形から三山線電車に乗って間沢からバスに乗り換える客は衰退し、この時は既にマイカーで月山へ向かう時代になっていた。「歓迎月山夏スキー」の看板は過去の栄光のなごりか。 1971.5.3

客も少ない間沢駅ホームは子供たちの遊び場に。


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