県庁前-東関屋 1968.08.17
新潟交通のハイライトは、県庁前を出て東関屋手前までの狭い道路上を走る併用軌道区間にあった。
併用軌道は県庁前からしばらく国鉄越後線と並行してから越後線と立体交差する。その先で信濃川の土手に接近しそこに東関屋の駅があった。鉄道線の電車が道路上を走る風景は道路沿いの古い商店街と相俟ってまさに「昭和の街並」であった。
朝の狭い道路は新潟交通の通勤・通学バスで一杯で次々にやって来るのには驚いた.
併用軌道は車を避けて撮るのが大変に疲れるもので、それに較べると専用軌道は如何に楽なことか.
通勤時間にカメラと大きなカバンぶら下げて大通りを歩く二人連れは滑稽な姿だったろう.
雨上がりの通りの向こうからやって来る電車.
元小田急のクハが道路上を行く.
国鉄越後線の列車と交差する.
道路から離れて民家の裏手の専用軌道を5枚窓電車がやってきた.
線路はまた併用軌道に戻り東関屋県庁前へ向かう.
やって来る電車がバラエティに富んでいて飽きる事がない.
信濃川沿いに車庫がある東関屋駅に到着する.