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Channel: 地方私鉄 1960年代の回想
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遠鉄奥山線 最後の日-3

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1964年10月31日の最終日は最終列車で花束贈呈があり秋の暗闇にひっそりと消えた奥山線であったが、その翌日には遠鉄浜松駅の奥山線ホームを会場にして奥山線廃止の式典が大々的に行われた。
思い入れがあった奥山線だけに最後まで見ておこうという気持ちがあってか関心薄い翌日の式典まで居残ってしまった。この日の会場の看板を見ると「奥山線営業廃止 代行バス運転開始 式」とあり、代行バスの運転開始のテープカットが行われバスの行先には奥、曳馬野、都田口、気賀口が表示されていた。
当時の道路はまだまだ整備されてなく大変な砂利道を走った代行バス路線であったと思われる。
今の遠州鉄道細江営業所のバス路線に奥山線45番があり浜松から奥山まで、あの時に開通した代行バス路線がその後経路変更があったとしても50年経った今も走り続けていることになる。

今の奥山線45番 浜松駅 - ゆりの木通り - 市役所南 - 三方原 - 金指 - 井伊谷 - 竜ヶ岩洞入口 - 奥山

 気賀口発の最終列車 1964.10.31

 曳馬野発の最終列車.

翌朝、元城車庫に集結した車両. 1964.11.01

翌日に遠鉄浜松駅で行われた式典. 1964.11.01

式典に元城車庫からやってきた電車

代行バス運転開始のテープカットを見に来た地元の人々や近所の子供達. 遠鉄浜松


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