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Channel: 地方私鉄 1960年代の回想
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小田急 朝の通勤ラッシュ

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昨日、久しぶり朝の通勤時間に西武新宿線に乗って今とは比較にならない遠い昔の小田急が思い出された。

写真は、1960年代の高度成長期が始まる前、デハ2200形登場後からすると1950年代の後半でしょう。
私は喜多見で各停に乗って成城で急行に乗換え下北沢までの中学通学がスタートした頃で、
まだ中一で小さな私の身体は大人達に挟まれて浮いたままであった。
つり革下の腕力なき客は支えきれずに座席客のヒザの上に崩れ落ちる。
時には窓ガラスが割れることもあった。
下北沢までのノンストップ・ノロノロ運転で満員電車の乗客は長い長い時間を耐えていた。
下北沢で乗換える客が殺到する井の頭線渋谷行きはもっとひどかった。

夏は着膨れがなくなり冬よりマシだが車内にクーラは無し、夏のサラリーマンは皆ワイシャツ姿で
クールビズは当たり前で、夏もスーツを着る時代ではなかった。
こんなお父さんたちサラリーマンが戦後日本の経済、産業の復興を支え高度成長期がスタートした。

60年前の成城学園前. 急行にデハ2200形が登場。左の各停は1400か1200形でしょう. 
急行には乗れない小学生(団塊世代でしょう)が尻押しを眺めている。

各ドアごとに押し込み駅員が配置している

尻押しアルバイトの学生もいたのか全身使って押し込む.

車掌氏はハラハラ、最後の閉まらないドアを数人で押し込んで電車はやっと発車する.

画像所蔵 狛江市 吉原様

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