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Channel: 地方私鉄 1960年代の回想
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駿遠線 謎のDB機関車605

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私は「蒙古の戦車」の中でDB605の姿は見たことがないのですが、昔の鉄道ファン誌に紹介されたバック運転のDB605の写真を知り、中村修 著 「駿遠線物語」の中あったDB605の写真を改めて見てみました。前後ともに山型ボンネットの特徴あるスタイルです。

驚くことに、このDB605イノシシ機関車はなんと豚と衝突して川に転落したそうで、この時の写真を見るとひっくり返ったDBは前後が山型ボンネットでDB605であることが判ります?  その後、このDBの部品は他機に使い回しされたそうで相良で見たDB606はこのDB605と外観上の共通点がいろいろあります。(豚衝突転落事件とその後の部品使い回しの関係は不明)

ところが、DB606はそれとは別に藤枝に変わったDB606がいました。これは赤穂鉄道から来た元CタンクのDB化で駿遠線DB機関車の中で唯一自社工場ではない機関車だったようです。

豚と衝突したあと部品が使い回しされたDB605、そして2タイプいたDB606、これらの関係はよく判っていないようです。


中村修 著 「駿遠線物語」袋井工場物語の表紙にあったDB605の写真.

単端式なのにバックギヤ運転で大手線を走ったことがある機関車、豚と衝突して川に転落した機関車など逸話溢れるDB605。その存在はある時点で消えてしまったのでしょうか。

1966年9月 相良で見た最後の姿DB606.  前
前側ボンネット形状を除きDB605とDB606には共通点がいろいろ見つけられる.


1964年3月 藤枝で見たDB606.
相良にいたDB606とはキャブの形状、動輪形状、タンク位置など外観が明らかに異なる.

どの凸型機関車も一体どちらが前なのか?よく判らなず、特にこの機関車は判りにくい。
運転手の出入り口、計器の位置などからすると、こちらが前なのでしょう。
どの凸型機関車も前面と後面で機関車の表情がかなり異なり、写真を付け合わすときに厄介である。


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