塀の隙間から見た向こうは機関区で盛んに煙を吐いた蒸機が貨車の入替をやっていた。動いているのは雨宮の1号機ではないか。さっそく機関区の門をくぐってことわりを言うと裸のおじさんが事務所の方へ案内してくれた。所長さんの話によると単車のキハ1と2は使われていないらしい。大型ボギーのキハ3は三岐から来て最近使い始めたとのこと。朝は単車のキハ1と2では小さ過ぎる。自動車と衝突して転覆したことがあるそうだ。
そんな話をしているうちに雨宮1号機が庫内の兄弟機2号機を表に牽き出してくれた。2両の雨宮はとても綺麗な蒸機であった。蒸機を撮り終わって、さっきの裸のおじさんにトビラを開けて別の引き込み線の奥に案内してもらうと、そこには湘南色に塗られた2軸客車が大変な台数休んでいた。
社紋
雨宮の1Bタンク2号機
外に牽き出された2号機.
雨宮の1号機と2号機.
この日活躍していた1号機.