4月20日発売の「地方私鉄1960年代の回想」は書泉グランデなどですでに先行販売され、皆さんからSNSやメールでたくさんの書評をありがとうございます。名取さんのオフィスへ入ってきている大先輩方の書評も好評であり、大変嬉しい想いです。皆さんの書評に、私の考えを整理して近いうちにブログでお礼したいと考えています。
書評に共通しているところはあの時代の空気感や、写真の空間の情報で、ほぼ全てを45mmレンズで撮ったことがこれほど好評になるとは思いもしませんでした。50年前に当たり前だった風景が年々新鮮に見えてくる、これは急速に進化した現代と、忘れ去られた昔の日本との差が年々増大するせいでしょう。今、鉄道写真の余白にエンジン式自動車が写ったとすると、それを見てなんだこれは! と驚く時代が50年後、いや20年後にはくるでしょう。