では、瀬峰駅の一角にあった車庫や機関庫を見てみましょう。
撮影 W:和田 K:風間
瀬峰駅の跨線橋と仙北鉄道のりば。 1964.8.4 (W)
瀬峰では仙北の機関庫に入庫中の車両を引き出してもらったりして、日が暮れるまで車両撮影に時間をかけたが、すぐ横では東北本線の蒸機が我がもの顔で走っていて、まだまだ蒸機が主役の時代であった。小さな軽便を眺めていると、よけい国鉄蒸機の迫力を感じたものだった。花巻駅でもそうであったが、こうふんだんに蒸機がやって来ると、見ているだけでは勿体なく、いずれ東北本線の蒸機をじっくり撮ろうと決意する。SLブームになるとずっと前のことであった。仙北鉄道の構内の脇をひっきりなしに東北線の蒸機がダイナミックに走っていた。
国鉄蒸機のはなし。
給水塔がある機関庫とその左に車庫一棟。1964.8.4 (W)
DCと気動車が休む機関庫。 1964.8.4 (W)
外に出してもらったDC。1964.8.4 (K)
機関庫の裏側にあったターンテーブル。1964.8.4 (W)
本社と連なる客車や車庫の車庫。1966.3.1 (K)