NPO法人足尾歴史館は2019年4月から古河機械金属㈱が運営を引継ぎ「古河足尾歴史館」として再スタートしました。これに伴い従来の鉄道保存ボランティアチームによって運営されてきた屋外展示や車両保存活動は、独立した新たな組織「一般社団法人あしおトロッコ館」となり古河機械金属㈱協力の下「古河足尾歴史館」の屋内外展示場で昨年から活動を開始したそうです。
今回の訪問目的はこの「あしおトロッコ館」に保存されている産業用機関車の見学でした。
トロッコ館というと足尾ガソリン機関車(レプリカ)や加藤製4t機関車の動態保存がよく知られていて客寄せの運転施設のイメージが強いのですが、実は未整備車を含めて多くの産業用機関車をストックしていて、これらの整備が進むまではまだ積極的にPRしていないそうです。
今回の短時間訪問ではとても見切れずざっと確認ができただけでした。
保存車は産業用機関車で動態保存6両、復元中7両で、その他トロッコ客車、トロッコまで様々。
再度訪問した時はこれらの車両を時間掛けて見学したいものです。
これから更に整備・復元が進んで動態保存車が増えてくるとトロッコ(森林鉄道、鉱山鉄道、工事鉄道)ファンにとって見逃せないメッカ「あしおトロッコ館」になることでしょう。
背後が古河足尾歴史館
足尾ガソリンカー軌道の機関車と客車(ともにレプリカ)
加藤製作所製4t機関車(動態保存)
米川鉄工所製3tガソリン機関車(動態保存) 元花巻市伊藤組
最も惹かれた小さな機関車。
気になる未整備のガソリン機関車(復元中)
ニチユ10トン電機(復元中) 元新八茎鉱山。未整備車がゴロゴロしている。
シートに包まれた元向ヶ丘遊園の豆電車(復元中)
背後の足尾の山に木が茂っている。