先日、遠州鉄道二俣線の元国鉄41000形真っ赤な気動車の話題が出たところで、その内の1両がさいたま鉄道博物館にやって来るまでの数奇な経歴を写真でたどってみました。
遠州鉄道にいた3両の赤い気動車のその後
・国鉄キハ41305→
遠鉄二俣線キハ801→1967年 北陸鉄道能登線キハ5212→筑波鉄道キハ462(1981年廃車)
★国鉄
キハ41307→
遠鉄二俣線キハ802→1967年 北陸鉄道能登線キハ5211→筑波鉄道キハ461(1985年廃車)→さくら交通公園保存→2007年鉄道博物館 国鉄
キハ41307に復元
・国鉄キハ41300→
遠鉄二俣線キハ803→1967年 北陸鉄道能登線キハ5213
遠州鉄道の真っ赤な気動車キハ801 1964.03.25
キハ802と同形のキハ801と803.
遠州鉄道で初めて見た真っ赤な気動車キハ803 遠鉄浜松 1963.04.04
国鉄二俣線へ乗入れていた遠州鉄道キハ803 西鹿島 1964.03.25
北陸鉄道能登線キハ5201(元国鉄41000形) 1962.08.02
この写真の5年後に遠州鉄道の気動車キハ802、801が入線し、その時もこんな風景を走っていたのでしょう.
筑波鉄道で元遠鉄キハがまだ活躍していた頃 1978.11.05
元遠鉄の真っ赤な気動車2両は北陸鉄道を経て筑波鉄道へ入線した.
廃線間近の筑波鉄道キハ461(1985年廃車) 1987.03.14
元遠鉄のキハ802は北陸鉄道を経て筑波キハ461となり今は鉄道博物館に保存.
さいたま鉄道博物館のキハ41307 2007.10.14
国鉄キハ41307は遠州鉄道、北陸鉄道、筑波鉄道を経て元の国鉄キハ41307に復元された。
これを見学した時に遠鉄の真っ赤な気動車の数奇な経歴を知っていれば感無量であっただろう。改めてさいたまへ見学に行ってみたい。
参考 「消えた轍」ローカル私鉄廃線跡探訪3 寺田裕一著 ネコ・パブリッシング発行