尾道鉄道デキ15、16に装着されたリンケホフマン製板台枠台車と下回りを部分拡大してみます。
昭和38年5月発行の鉄道ピクトリアル「私鉄車両めぐり」第4分冊に発表された和久田康雄氏の尾道鉄道の記事によれば、デキ15形No15、16は昭和29年認可で自社三成工場製の小型鋼製ボギー車で、下回りは板台枠に軸箱上の板バネを備えたケルンのリンケホフマン製台車とある。
この台車を履いた尾道鉄道デキ15、16の経緯については下記の記述があった。
リンケホフマン製台車は近江鉄道が大14年彦根-多賀間電化の当時新製した電動車1~5のものである。この5両は近江鉄道の1500V昇圧時にクハ21~25に改造され、その内のクハ21、22が昭和25年頃に尾道鉄道に買い取られ、尾道鉄道の三成工場で車体を新製され、電装品は廃車となった単車デキ5、6のものを使用し電動機2基を備えている。
昭和38年5月発行の鉄道ピクトリアル「私鉄車両めぐり」第4分冊に発表された和久田康雄氏の尾道鉄道の記事によれば、デキ15形No15、16は昭和29年認可で自社三成工場製の小型鋼製ボギー車で、下回りは板台枠に軸箱上の板バネを備えたケルンのリンケホフマン製台車とある。
この台車を履いた尾道鉄道デキ15、16の経緯については下記の記述があった。
リンケホフマン製台車は近江鉄道が大14年彦根-多賀間電化の当時新製した電動車1~5のものである。この5両は近江鉄道の1500V昇圧時にクハ21~25に改造され、その内のクハ21、22が昭和25年頃に尾道鉄道に買い取られ、尾道鉄道の三成工場で車体を新製され、電装品は廃車となった単車デキ5、6のものを使用し電動機2基を備えている。
リンケホフマン製台車と下回り.
リンケホフマン製台車と下回り.
近江鉄道クハ21、22を買い取って自社三成工場で車体新製と電装化が行われデキ15、16となる.
リンケホフマン製板台枠台車
この写真を撮った時は鉄ピク「私鉄車両めぐり」第4分冊が発行される1年前で、尾道鉄道の知識は何も無かったはず。我ら3人は一体どんな気持ちでこの奇妙な台車にカメラを向けていたのだろうか。